第一クール
急に涼しくなってしまいましたね
秋です、秋 私は秋が好きですよ
さて、11日から始まった、文化庁主催の「本物の舞台芸術体験事業」
第一クール(11日~15日)が終了しました。
朝7時半にホテルを出発して、9時に学校に到着。
舞台の大道具小道具を搬入して、組み立て開始。
9時半ごろには、舞台に一緒に出演する生徒さんたちが控え室に集まってきて
「よろしくおねがいしま~す」
と朝から元気な挨拶。
その日の流れを一通り説明して、まずは衣装合わせにとりかかります。
一公演につき、生徒さんはだいたい12人くらいの出演で
全員の衣装を合わせていきます。
「このスカート入らないんですけど・・・」
と言ってきた生徒さん。
履いてる姿を見ると、何かがへん・・・・・・
なんと、ウエストを腰の位置でとっていたんですね。
「あなたのウエスト、もっと高いトコにあるんだよ、ここは、腰!」
そんな感じで衣装を合わせたら、続いてはヘアメイク。
たくさん並べてます
高校生も、中学生も、お肌つるんつるん
もちろんお化粧なんて初めての子ばかりで
とてもドキドキしてるのがわかりました。
ドーランという、油性のファンデーションを使います。
この、ドーラン。ドイツ語でDohran、なんですよ。
いわゆる、舞台用の化粧品です。
スポンジでペタペタ塗ったら、粉おしろいでパタパタはたいて
続いてアイブロウ、アイライナー、アイカラー、付けマツゲ、チーク・・・・
あっという間にバッチリ舞台メイクの出来上がり~
ヘアウィッグ(かつら)やヘアアイロンで髪をセットして
ジプシー女に大変身!!
こ~んな感じ。記念にパチリ(久しぶりにピースとかしちゃった私・・・一番左に写ってます)
これは、二日目の村山市立楯岡中学校の生徒さんたち。
舞台も組み終わり・・・
ちょっとブレちゃってるけど・・・こんな舞台。これ体育館のステージですよ。
この状態で、場当たり(本番の舞台上で、自分の立ち位置、動きなどを確認する)をします。
場所によって舞台は使い勝手や大きさが違いますから
これは必ずやります。
生徒さんたちも、初めての舞台です、しっかり確認!
そして開演時間になり、生徒も集まって、準備万端・・・
先生が諸注意話してます
公演中の画像はなかなか撮れませんのでアップできないから
(出演してんだから当たり前なんだけど)
休憩中に撮ったのを少し・・・
なんと説明すればいいのか、この写真は・・・・・
休憩時間中で、密輸入業軍団に変身したところなんだけど・・
奥で緑のブラウス着てニッコリとしてるのは、生徒さん。かわいいねー
体育館の裏で記念に一枚。
こんな場所でオペラの衣装着て居るのって、あんまり、というか普通、ないですよね。
オペラの本編が終了したあとは、カーテンコールというのをやります。
出演者が1人ずつ舞台に出てきて、客席に挨拶をするんです。
この様子を少し動画で撮ってみました。
それはまた後でアップしてみたいと思います・・・・・
終演後は舞台の撤収をして、生徒さんたちともさようなら~
トラックに、舞台道具とエレクトーン詰め込んでます。
数台のワゴン車で、集団移動してるんです。
・・・・
写真付きで書いてみましたが、ちょっと様子がわかったかな?
また来週もいろいろ撮ってみようと思います。
スクール
来週からのスクール公演、文化庁からの仕事なんですが
「本物の舞台芸術体験事業」
とかいうタイトル?がついていて、
各学校の生徒さん達(特に合唱部や演劇部の子たち)と一緒に、舞台を体験する
というものです。
オペラ「カルメン」をやるのですが、
中学、高校では、第2幕の
酒場のシーン
フラメンコ(チックな)踊り
そしてエスカミーリオ登場での絡み
小学校では、さすがに酒場のシーンはNGで
第4幕の、闘牛場での合唱
のところをいっしょにやっていきます。
事前に事務所から、踊りの振り付けや、歌う場面の楽譜などを指導されていて
来週の本番に向けて、生徒さんたちは皆練習しているはず・・・
当日には、
リハーサル・ヘアメイク・衣装・・・など、
生徒さん達にとっては初体験なことが待っていて
そのお手伝いを私たちはすることになります。
昨年もこの企画に参加していたのですが
これがねー、メイクして、衣装着けると・・・・・・
かわいらしい少女が、一気に「女~~~~?」に変身してしまって
そしてまた、舞台でいい表情見せちゃったりなんかするんですよ。
女ってこわいねーーーーーー
そんな感じで、来週から長旅の公演が始まります。
約3週間にわたって、全12公演になりますが
これが、全部体育館での公演。
残暑きびしいこの季節、体育館のステージは地獄の暑さ なのだ。
汗だくなのだーーーーっ
疲れることは間違いないので、疲れを溜め込まないように、発散しながら、がんばります!
焼肉食べそうな気がする・・・・・・・
マッサージに行く
昨日くらいから、ちょっと涼しい・・・・・???
いいことです。
いいのか???
さて、今日は マッサージ について書こうかと。
私はだいたい月に一度、マッサージに行きます。
これが、行くと行かないじゃ、ずいぶん違うんですね。
歌手って、一見
「あんなふうに歌えて、気持ちよさそう~」
とか思われがちなんだけど、
歌ってるときの必死さと言ったら・・・・・・
(いや、あんまり必死なのも、状態としては良くないんだが)
全身で歌ってます。
ブレスをすると、ここがこうなって
そうすることによって、この筋肉がこう動き
その筋肉を使うと、こういう声になり・・・・・・・・・
と、まるでポンプのような動きが歌っている間中ずーっと行われてるわけです。
歌ってるときって、
この曲の心情で・・・・・・・・
とかいう意識じゃくて、
吸って!開いて!保って!
みたいな、もっと現実的な中で歌ってるんですよねぇ。
(・・・・って、そうなの?!って思う人もいるかもしれないが)
最近、ヨガやピラティスが流行ってるけど
なんか、あーいったインナーマッスル系に似てるかな?と思うんです。
アスリートと呼ばれる人たちも、激しい練習のあとは必ずマッサージ、してますよね。
歌手はそこまで激しくなくても、やはり筋肉を使う、全身を使う、となると
疲労を伴なうわけで・・・
そうすると、息の入りが悪くなったり、踏ん張りがきかなくなったりしますから
マッサージ行ったほうがいいかも~
ってことになるんです。
でも、マッサージも、ほぐれすぎてはいけなかったりもするんですよ。
筋肉って、しなやかで弾力がある、のがいいみたい。
スポーツ全般にも言えることなのかなぁ。
アスリートたちがやってるマッサージって、すごく専門的で
その人に合ったやりかただったり、バランスよくやってもらってるんだろうな。
いいなー。
でも、ほぐれすぎちゃってデロンデロンで~~~~す
って状態、気持ちいいんですよねぇー。
疲れも取れやすいし。
だけど本番前、稽古前には、マッサージは禁物。
本番の一週間前くらいとか、あと、休みの前日とかがいいみたい。
歌っていると、自分の体に意識が行くようになります。
すごく、気をつけるようになるし。
以前よりも、自分で体動かしたり、ストレッチをマメにやったり。
マッサージしてもらいながら、ここをこうすると、こうほぐれるのか・・・・とわかったり。
そうやって体の状態を整えながら、自分の体を見る。
それって、自分の中まで知っていく、ってことで、
歌うことって、やっぱり、「自分を知る」ことになるんですね。
でも、歌うに限らず、なんでも極めようとすること=自分を知る、ってことなんだろな。
私にとっては、たまたまそれが、歌だった、んでしょうね。